安全確認は右から?左から?徹底すべき安全確認の基本とは

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川口ぼうたん

運転業務歴23年(トラック運転11年、バス運転12年)の経験を活かし、一歩踏み込んだ安全運転の情報をご提供しております。

以下の免許・資格を保有しており、安全面に関する深い知識と豊かな実践経験を有しています。

- 普通免許
- 大型二種免許
- 運行管理者資格(貨物)
- 運行管理者資格(旅客)
- フォークリフト免許

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ある日、車を運転していると、左前方の路地から一台の車が出てきました。ドライバーは左ばかりを確認しながら進んでいて、右側から接近しているこちらの車両には気づいていない様子です。

徐々に距離が縮まり、気がつけば相手のボンネットはすでに優先道路に飛び出しています。こちらがスピードを緩めた頃、相手もようやくこちらの存在に気づき、驚いた顔をし、慌ててブレーキを踏んでいました。

幸い事故には至らなかったものの、一歩間違えれば大事故につながる危険な状況でした。こうした「ヒヤリ・ハット」は、ドライバーの安全確認不足によって引き起こされることが多いのです。

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この状況を振り返ると、左ばかりを確認していたドライバーは、右側から来る車両の進行を先に遮ることになるにもかかわらず、右側の安全運転を完全に怠っていました。

こちらが接近したときに初めて気づき、慌ててブレーキを踏む。でも、こういった光景は、決して珍しいことではありません。 実際、交差点や路地で「右側の確認を怠るドライバー」は少なくないのです。

これは習慣的な運転ミスともいえるでしょう。しかし、その一瞬の油断が大きな事故につながる可能性も秘めています。

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日本では左側通行が原則のため、交差点や路地から進行する際の安全確認の基本は「右→左→右」です。

まず右側を確認して最も近い車両の動きを把握し、次に左側の安全を確かめます。その後、再度右側をチェックし、安全を確保した上で進行するのが理想的です。

これは、右側から来る車両がより近く、進行を先に遮る可能性が高いため、最初に確認することが事故防止につながるからです。

この順番を守らず、左側ばかり見て発進することで、右側から来る車両と衝突しそうになるケースが後を絶ちません。

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もちろん、安全確認の方法は状況に応じて調整が必要です。例えば、

  • 見通しの悪い交差点では慎重に左右を確認しながら進行する
  • 一方通行道路の場合、通行可能な方向を優先して安全確認する
  • 駐車場の出入り口では歩行者や自転車の動きにも注意を払うetc…

車だけでなく、バイクや自転車、歩行者の存在も視野に入れながら安全確認を徹底することが重要です。

特に自転車やバイクはスピードが速く、思いがけないタイミングで接近することもあるため、慎重な注意が必要です。

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このように、左側ばかり見ながら発進するドライバーは多く、それが原因で右側から来た車に気づいたときにはすでに優先道路を妨害している、というケースは頻発しています。

急ブレーキを踏んで事故を回避できたとしても、それが安全な運転とは言えません。運転中にパニックになれば、さらなる事故を誘発する恐れもあります。

ほんの少しの注意不足が大きな事故へと発展しかねないことを忘れてはいけません。

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安全確認の基本「右→左→右」を徹底することで、未然に事故を防げるケースは多々あります。道路は誰もが安心して利用すべき場所ですが、一人ひとりの意識が甘ければ、その安全性は脆くなります。

運転時には慎重な確認を欠かさず、周囲の状況に応じた適切な運転を心がけましょう。「自分は大丈夫」ではなく、「もしも」を想定して慎重に確認することが、安全運転の第一歩です。

日常の運転を見直し、安全で快適な道路環境を維持するために、今一度安全確認の習慣を徹底しましょう。

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